あいつと最後の恋愛・・・できますか
「大丈夫じゃない顔してるぞ」

「え?」

「俺の顔あまり見ないよな」

「だって・・・」

「だって?」

「辛いし・・・寂しいし・・・悲しいし・・」

言いながら涙が込み上げてきた

「やっといったな・・」

「聡・・・ごめん・・笑って見送るはずだったのに・・」

「泣くなよ・・すぐ戻ってくるだろ?」

「うん・・そうなんだけど・・・こんな私じゃなかったのに・・・」

「強がってばかりで本心をいわない玲だったのにな・・・
今じゃこんなにも可愛くて・・綺麗で・・素直で・・・離れたくないって
思わせる女になった」

「聡・・・」

「そろそろ時間だから・・・行くな・・・」

「うん・・・行ってらっしゃい。元気でね」

「泣くなよ・・美人が台無しだから」

「でも・・・」

「じゃ・・最後に・・」

手を繋いで出国ゲート近くまで歩いた。

「玲・・・」そっと抱きしめてくれた

「聡・・・気をつけてね」

「ああ・・行ってくる」

みんなに背を向けて見えないように私の唇に触れた

目を閉じると涙が流れた。

「玲・・・行ってくる」

「いってらっしゃい・・・」

繋いだ手を離しそこで別れた・・・。

見えなくなるまで聡の背中をずっと見ていた。
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