あいつと最後の恋愛・・・できますか
部署へ着くと、課長がチケットを持って来てくれた。

「玲ちゃんごめんな・・・これチケット」

「ありがとうございます」

「荷物はいけそうか?」

「大丈夫です。旅行慣れしてますから・・・」

「じゃ・・頼む。資料はメールで俺が送ったから」

「では・・行ってきます」

「よろしく。気をつけて」

大きな荷物を持って会社を出た。

私が向かっていることはすでに連絡済なので

あえて連絡は入れなかった。

バスの中でチケットを見て驚いた。

「嘘・・・ビジネスクラスだ・・・」

普段は乗ることのないチケットにありがたく思った。

搭乗手続も終わり、この間来た時と同じ道を歩いていた。

「ここで別れたのに・・・」見送った場所を見て言ってしまった。

飛行機に乗る前に聡に連絡を入れたが、留守番電話だった。

「これから飛行機に乗ります。じゃまた後で」

その一言を伝えて飛行機に乗った。

嘘みたいな緊急出張に不安で仕方ない。

どうかこの出張がうまくいきますようにと

祈るしかなかった。

飛行機は飛び立ちニューヨークに向かった。

< 321 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop