あいつと最後の恋愛・・・できますか
「飲み物をお持ちしました」

「今はいらない。出て行ってくれ」

「ですが・・今川さんは・・着いたばかりですよ・・・」

「気にしないで。後でいいますから・・・」

「そうですか・・では」出ていった。

「玲、あいつか聡の元カノって」

「竜ちゃん知ってるの?」

「敏則からきいた。あいつずっと聡から離れないぞ。気をつけろよ」

「仕方ない・・仕事だから・・・」

「プライベートも一緒みたいだな」

「え?」

「取引先のパーティーで見たぞ」

「・・・そう。それで」

「彼女ずらしてるぞ。みんなお似合いだって言ってたしな」

「竜ちゃん・・怒るよ」

「すまん・・じゃ続きだな・・」

私も父さんの仕事を小さい頃から見てきた。学生の時は仕事も手伝った。

この仕事をやってみようと勉強もしていた。だけど、父さんは反対した。

だからある程度なら設計図も理解できる。

「竜ちゃんここなんだけど・・私が意見してもいい?」

「あ・・玲もやっぱりそこか・・」

「中庭は?・・後この部屋小さくできないの?」

「玲もそう思うか・・・でもな・・・」

「後は・・エントランス・・・それとも・・・このスペース」

いくつか提案は出したが、竜ちゃんは聞くだけでいい返事はしなかった。

「できそう?世界の木尾なんでしょ?竜ちゃん!」

「玲・・お前俺のことバカにしてるか?」

「違います。竜ちゃんのこと尊敬してるから言うのよ。
だから、何としてもお願いします・・・」頭を下げた。

「わかったよ・・やってみるよ」少し機嫌がよくなった。

「そうだ玲、お前この稼業継いだらどうだ?俺の弟子になるか?」

「竜ちゃん・・私ね本当は資格取るつもりだったの。でも父さんが反対した
からあきらめたのよ。」

「お前のセンス・・・今でもいいのにな・・・」
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