あいつと最後の恋愛・・・できますか
車から降りてくる所を見られたが、誰も何も言わなかった。

エレベーターホールで立っていてもいつものあいさつぐらいだった。

昨日の今日だったので色々聞いてこられる覚悟はしていたが、

にこっと笑ってくるぐらいで何もなかった。

「玲、おはよう~仲良くご出勤ね」沙織が言ったぐらいだった。

「健二は?」

「課長の引き継ぎで早朝出社」

「迷惑かけたね、健二に・・」

「いいよ、次期課長だもん、ちょっと早くなっただけよ」

「あ・・・そっか・・後でお詫びしないとね」

今日は残業しないようにさっさと仕事を始めた。

「玲、飛ばしすぎ。みんな困ってるよ」

「大丈夫。できなきゃ私がやるから。何としても定時で帰るからね」

「なるほど・・・だから聡も無口なんだ・・」

いつもより物凄い速さで仕事をこなしていた。

お昼休みにはほとんど自分に仕事は終わっていた・・

久しぶりに社食へ行った・・

聡と一緒に入った時、じっと見られた・・

内緒話があちこちから聞こえる・・・

水島さんに告るのやめた・・玲さんじゃ勝てないよ・・

玲さんから水島さんは奪えないよ・・・

もっとこっそり言ってほしいのに、ほぼ聞こえる・・

「聡・・食べにくくない?」

「いいや。玲がいいやつだとよくわかるな」

健二と沙織も来た。

「凄い内緒話だな。もろ聞こえるな」

と笑いながらやって来た。



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