JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「なんだよ、いきなり電話してきて」
倉坂さんの声は、急いでここに来たんだろうなと思わせる息の上がった感じ。
「ごめんなさい。探したんだけど見つからなくて」
「別にいいけど」
ゆめちゃんに呼び出されたんだ。
「倉坂さん、ちょっと散歩でもしません??」
ゆめちゃんの甘えたような声がロビーに響く。
「倉坂、お持ち帰りか~!」
冷やかすような先輩達の声が聞こえた。
「そんなんじゃないっすから。仕事の話ですよ」
倉坂さんはそう言って、ゆめちゃんと一緒に玄関から出て行った。
チラっと見えた後ろ姿。
並んで歩く浴衣のふたりがお似合いすぎて、自信がなくなる。
お願い、帰ってきて。
お願いだから・・・・・・