JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「なぁ、さっきからニヤニヤしながら俺のこと見てるけど、何?毎日見てんのに、まだ見たいの?」
「だって、会社帰りにお茶するの久しぶりだから、なんだか懐かしくて」
わざとらしいため息をついた壮志さんは、腕組みをして、ぶっきらぼうに言った。
「わかってると思うけど、俺だって結婚する前より菜々子のこと好きだから」
照れ臭くて、
嬉しくて、どんな顔をしていいかわからなくて、カプチーノの残った泡を飲もうとコップを口に当てる。
不安に思ってごめんね。
ちゃんと愛してくれてること、わかってたんだ。
でも、自分に自信がなかった。
壮志さんは本当に素敵な人だから、私が釣り合ってないような気持ちになったりするの。
「ありがと」
「ばか。毎晩あんなに愛し合ってんのに、何を不安になってんだよ!」
伸びて来た右手。
ぐしゃぐしゃっと私の前髪を乱して、その後私の頭に手を乗せた。