BitteR SweeT StrawberrY
あたしは、「え?」って思って、エントランスの内側から、自動ドアの向こう側を見た。
すると、会社から退勤していく社員さん達の姿に混じって、紺色のスーツを着た男の人が一人、自動ドアの端の方に立ってる。
スーツ姿のちょっと猫背なその背中は、間違いなく大輔の背中で・・・
あたしは、何故か、物凄く嫌な気分になった。
あの時の大輔の言葉を、あたしは忘れた訳じゃない。
その後の言動も、忘れる訳もない。
あの後、ケイが倒れて、すごくばたばたしてて、ちょっと忘れかけていたけど、今、こうやって、大輔の姿を目にすると、なんとも言えない嫌悪感が、あたしの心にのしかかってくるのだ。
どうしようかな・・・
あたしは、その場で立ち止まって、深くため息をついてしまった。
ぶっちゃけて言うなら、今は、大輔にかまってる暇なんてない。
大輔と話しなんかしてるぐらいなら、急いで病院に言って、ケイと話しをしたい。
あんな風にあたしを思っていた大輔が、今更、あたしに、どんな話しがあるって言うんだろう・・・
あたしは、携帯のメール返信画面を開きながら、正面玄関じゃなくて、用務員さんとか業者さんが使う裏口へと向かうことにした。
『あたしには、もう、何も話すことはないよ』
あたしは、自分でもびっくりするぐらいに冷静にそう書いて、メールを送信した。
すると、会社から退勤していく社員さん達の姿に混じって、紺色のスーツを着た男の人が一人、自動ドアの端の方に立ってる。
スーツ姿のちょっと猫背なその背中は、間違いなく大輔の背中で・・・
あたしは、何故か、物凄く嫌な気分になった。
あの時の大輔の言葉を、あたしは忘れた訳じゃない。
その後の言動も、忘れる訳もない。
あの後、ケイが倒れて、すごくばたばたしてて、ちょっと忘れかけていたけど、今、こうやって、大輔の姿を目にすると、なんとも言えない嫌悪感が、あたしの心にのしかかってくるのだ。
どうしようかな・・・
あたしは、その場で立ち止まって、深くため息をついてしまった。
ぶっちゃけて言うなら、今は、大輔にかまってる暇なんてない。
大輔と話しなんかしてるぐらいなら、急いで病院に言って、ケイと話しをしたい。
あんな風にあたしを思っていた大輔が、今更、あたしに、どんな話しがあるって言うんだろう・・・
あたしは、携帯のメール返信画面を開きながら、正面玄関じゃなくて、用務員さんとか業者さんが使う裏口へと向かうことにした。
『あたしには、もう、何も話すことはないよ』
あたしは、自分でもびっくりするぐらいに冷静にそう書いて、メールを送信した。