犬との童話な毎日
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見て見て、とスマホの画面をむけると、黒曜の目が細められる。
沙月ちゃんの赤ちゃんの画像を見ながら、目元が沙月に似ているかもな、と返って来て。
そんな親戚のおじさんみたいなつまらない事言って、と喉元まで出かかる。
分かってる。
あたし、認めたくないけど。
苛々してる。
ふさ、とした感触があたしの足に当たって、目を開ける。
「ちょっと触らないでよね」
枕から頭をもたげて足元を見れば、そこには茶色い毛玉が鎮座している。
そう、あたしに何故か付き纏う妖怪、化け犬だ。