犬との童話な毎日

あと地味に気になるのが服装のセンス。
中身お年寄りなんだから、ヘンテコな組み合わせとか和服だったりとか、そんなの着てそうなのに。
いつも今時の服装だ。

このコーデは自分で考えてるのかな。

「小娘、そんな事よりもそろそろ帰るぞ」

「え。やだ」

黒曜を観察するのをやめて、また歩き出す。

夜の道は何だか昼間とは違う表情を見せるから、結構好きかも。
ずっと歩いていたくなるような、静かな空気。

たまに民家から香る煮物の匂いに、ほんわかしたりして。
ずいぶん遅い夕ご飯なんだな、とか勝手に他人の食事事情をちらりと考えたりする。
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