犬との童話な毎日
抽象的過ぎて……。
何と無く首を傾げて黒曜を見つめる。
『道端に落ちている石も、石だと思えば石、玉(ぎょく)だと思えば玉になる。その物に名付けるのは、名付ける人物の価値観や立場でいくらでも変わる。だから俺の事は、小娘の思いたいように思えば良い』
「……」
あー……。
何だかこの呪文みたいな感じ。
午後の授業を受けてる気分になるなぁ。
今なら気持ち良く眠れそう。
『……随分とつまらなそうだな。小娘には難しい話しだったか?』
「……なんかあんたの話し方、年寄り臭くて面倒臭いんだもん」
もっと噛み砕いた言い方出来ないの?