犬との童話な毎日

そして最初の問題文を読む。

……。
わ……分からないんデスケド……。
…………。
あ……次の問題……も。
その次の問題なら!
……ん、何とか。

「……」

あー…宿題決定かも。
テストなんて無くなっちゃえば良いのに。
この紙破りたい。

かりかり、周囲からの紙上をペンが滑る音を聞きながら考えたのは、どうしようもない事だった。
ホントに下らない事。

……だったのに。

びくぅっ、としてあたしは両手を上げた。
その拍子に右手に握っていたペンも空を飛んで、何処かでかしゃん、と音を立てる。
体も仰け反ったから、若干椅子も音を立てたかもしれない。

「八坂……どうした?」


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