運命という名の中で…only you
月曜日もスルーされる
結局 強引に引き止めたのは
木曜日になってからだった。
「大輔さん 話があるから」
帰る大輔さんを 引き止めた。
「それなら 何処か
お店でも行こうか」
やっと
話をしてくれることになった。
移動中の車の中は
まるで お通夜。
「お店では なんだから
うちへ行こうか」
家?…。
取り合えず どこでもいいや
話さえ出来れば…。
そんな 感覚で
家へ行ったのだ。
「上がって」
大輔さんの部屋へ。