俺様不器用男子の甘い愛情
【隼世side】
せっかく慰めてくれた茉璃にひどくあたったのが事実。
俺の元気が出るように、と向けてくれた笑顔を一気に泣き顔にした。
バカじゃん………。
最悪なことしたし。
嫌われて当たり前だ。
むしろもう茉璃の彼氏でいる資格さえねぇよ。
「自暴自棄ですかっ。隼世くん」
「……なんだ恭平かよ」
「今の口調さぁ、茉璃ちゃんに似てなかった?」
「茉璃はそんな低い声してねぇよ」
「口調だよ!喋り方!」
腹立つほど似てた。
部活中こんなことしてサボってる俺は主将失格だと思うし。
恭平だって俺の隣で一緒にサボってるけど一応副主将。
好きなサッカーで失敗したからこそ、今サッカーするのはツライ。
俺の弱さ。
「茉璃ちゃんと仲直りしないの?」
「それ禁句」
「わりぃ」
ほんとは1秒でも早く茉璃に会いたい、話したい、抱きしめたい、キスしたい。
“ごめん”の3文字が難しい………。