俺様不器用男子の甘い愛情



正論だ。


うん、恭平の言ってることは何一つ間違ってない。


とっとと謝りに行こう。


俺が謝れば茉璃との関係はすぐにでも修復可能……だと思う。


だけど、こんな時まで素直になれない俺は思い立ってから早3日。



話しかけんの気まずいな、コノヤロ。



そんなこんなで今日も重たい足取りで部活へと向かう。


今一番会いたくない部員の璃玖が俺のとこに来た。


「隼世先輩!あの~……お姉ちゃんとなんかありました?」

「は、はぁ!?な、なんで?茉璃なんか言ってたのか!?」

「ちょっ、そんな焦らないで下さいよ!まぁ、弟の勘っスかね」

「その勘少し鈍らせろ……」

「図星ですかぁ!?」


否定出来ねぇわ………。


茉璃のことになったら食い付きバッチリのシスコン璃玖。


ここはうまく振り切ろう。


じゃないと、璃玖に説教されんの俺だし。



「よし、練習戻れ!いいな?」

「教えて下さい!お姉ちゃんに何したんですかっ!」

「今度、ご飯奢ってあげるから練習戻って下さい。璃玖」

「しょうがないですねぇ~」


ニヤニヤして練習に戻る生意気後輩。


あぁ………ほんとにご飯奢ってやんないとダメなパターンな、コレ。


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