俺様不器用男子の甘い愛情



昼休み、ふわっと欠伸をかまして自販機に行く。


またこんな時に茉璃に会ってしまう。


アイツが自販機で買ったのはコーヒー牛乳。


げっ………あれで売り切れじゃん。


「隼世くん…」

「なぁ、茉璃。そのコーヒー牛乳俺にくれない?」

「い、嫌……ダメですっ」

「イチゴミルクとリンゴジュースでどうだ?」

「うっ……あ、あげます」


茉璃から、コーヒー牛乳獲得~。


その代わりに、イチゴミルクとリンゴジュース
を買ってあげた。


嬉しそうな笑顔がかわいい。



「ありがとう!隼世くん!」

「どういたしまして。コーヒー牛乳じゃないと恭平に怒られる」

「そうなんですか。……あっ」


茉璃のスマホが音を鳴らした。


画面を見て一気に暗くなる顔。


「ごめんね……。もう行きます」

「有阪んとこ?」

「……はい」



付き合ってんなら、もうちょい幸せそうな顔すれよ……。


俺だってまだ茉璃を離したくないから。


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