俺様不器用男子の甘い愛情



雨でびしょ濡れになったあたしを助けてくれた、あの日以来の隼世くんち。


強引に引っ張られて向かったのは、隼世くんの部屋のベッド。


あ………押し倒された……。



押し倒された!?



「うんと……隼世くん?ど、どうしました?」

「つーか……まず最初に聞くけど、もっかい俺と付き合う気ある?」

「隼世くんが……あたしと付き合ってくれるなら…」


もう一度やり直したいです……。


「当たり前じゃん。俺まだお前のこと大好きだからさ」

「………ありがとう」



珍しい照れた顔。


あたしの髪をゆっくりと撫でて、制服のリボンに手をかけた。


な、なんで……脱がされるの!?


「ヤダ……何するの?恐い……」

「アイツに触られたとこ言ってみ?」

「へっ……?」

「消毒するに決まってんじゃん」



いきなり触れた唇。


久しぶりのキスは、少し前の嫌な思い出を全て忘れさせてくれた。


まるで魔法のキス。


< 275 / 334 >

この作品をシェア

pagetop