来い恋
そしてその日の夜
いつもは9時頃帰宅なんてしょっちゅうなのに
なぜか今日は6時半に帰宅。
「ただいま・・・」
「・・・おかえり・・・」
棒読みの様な2人
何もわかっちゃいない海斗だけが
「パーパー」と走って思いっきり体当たりなハグでお出迎え。
唯一の味方の様だ。

「海斗~~。今日どうした?パパはびっくりだったよ」
そりゃそうだよね・・・
「パーパ、ケーキあるよ」
「え?!パパの分もあるのか?海斗ありがとな~」そう言って抱きあげた海斗の
ほっぺにチュー。
仕方がないから買ってきてあげたんだよ。
褒めるなら私じゃないの?
海斗と亮輔さんの会話に一人心の中でツッコミを入れてる自分が
虚しく感じるが、そう思わずにはいられなかった。
なんだかイライラが増す。

「海斗・・・ママは今日ご機嫌斜めみたいだね」
・・・子供を使って遠まわしに言うのやめてくんないかしら・・・
「ママー」
亮輔さんに抱きかかえられながら私に手を振る海斗に
顔をひきつらせながら手を振った。

私はキッチンに戻り夕食の支度に戻った。
< 172 / 176 >

この作品をシェア

pagetop