【完】私と先生~私の初恋~
「初めまして、関岡といいます。お嬢さんを戴きに参りました。」


母と私はビックリして先生を見る。


先生は動じる事無くニコニコしながら母を見つめている。


一瞬の間を置いて、母は「はぁぁぁあ!?」と大きな声を出した。


「ですから、お嬢さんを戴きに参りました。」


「あんた、なにいってんの?」


母が不機嫌そうに先生を睨みつける。


「お嬢さんはもう大人です。


いい加減、開放して頂きたいと思いまして。」


「はああああああああ!?!?」


先ほどより大きく母が言い返した。


「大人だからどうしたって!?


私はソイツのせいで人生台無しになったんだ!


勝手に出て行かれたら困るんだよ!!」


青筋をビキビキと立てながら、母が絶叫する。


それでも先生はニコニコしながら話を続けた。


「困る?どうしてですか?


お嬢さんが居ても居なくても、お母様の人生は変わらないでしょう。」


「私はソイツのせいで山ほど借金したんだよ!!!!


それなのにノコノコ出て行くだぁ!!??」


「借金?借金があるからお嬢様が出て行かれると困るんですか???」


母の声が大きくなる度、私は今にも飛び掛られそうでビクビクしていた


「お嬢さんはアナタの奴隷じゃありませんよ。


それに…お嬢さんが自分で働いて生活していたのを、僕は知っています。」
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