浅葱色に射す一筋の光
翔はグッスリ眠る中、一は一人考えた
こいつは…馬鹿以外何もない…
守る物があるにしろ、自害してまで守りたいのか…
武士の志は全く分からないと言ったが…
十分武士だと思うんだがな…
きっと…未来が尊王攘夷だから…
あいつもそうなのであろうが…
何故其処まで山南さんに執着するのだ?
翔の頭を撫でながら頭で整理する一。
オナゴなのだから…もう少しオナゴらしくすれば…申し分ない顔。
胸はないが引き締まった体…。
皆が惚れる逸材なんだがな…
吉田や古高も好いていたしな…
それにしても……何故毎夜毎夜こうも着乱れるんだ……土方さんよりはマシだが…
俺も男なんだ……勘弁してくれ………
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……斎藤は翔を抱き締め、頭にkissをして
眠ったのだった…。
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土方と一悶着してから2月が経った。
相変わらずの関係のまま…進展なし
翔「厠…厠…厠…」翔は庭を走っていた
土方「……………………………………」
翔「……………………………………」
翔は土方に会釈し、通り過ぎた。
土方は後ろ姿の翔を見て、近くの小枝を翔の足めがけて投げた
翔「っっっ!!!
ぎゃぁあーーーーーーーーーー!!!」
一目散に逃げていった…
土方「まだ克服してないのか……
眠れてんのかよ…………ったく………」
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翔「あいつめぇ~!! 何の嫌がらせだ」
まぁ…元気そうで良かった……。
早く気付けよ…
佐幕派でも良いから…みんなに選択の余地を……
私は……土方と近藤さんに付いていくから
愛してるから………。
早く気付けよ…………………………
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