浅葱色に射す一筋の光
優「まぁ、こんな感じです。 明日からどう ぞ宜しくお願い致します」と、丁寧に挨拶した 優輝菜。
近藤さん「優輝菜さんもご存じの通り、ここは女人禁制。 故に明日から男装して頂きた い」
優「はい。何なら髪を切っていただいても結構です」
土方「いや…そこまでしなくて良い。俺のよ うに後ろで高く結わえると良い。今宵はもう 遅い。隊士には朝餉の時に紹介する。挨拶しろ 」
優「へ~~~~い」
近藤さん「では…解散!!」パンパンと手を叩きお開きとなった。
土方「あ…。優輝菜に関しての事情は他言無 用。俺の親戚にしておく。分かったな!」
幹部「はい!!」
土方「行くぞ。優輝菜。」
優「は~~い」
2人は近藤さんの部屋を後にし
土方の部屋 へと向かった。
スパンッッッ!!
土方は襖を開け部屋に入ると、
私にも入るように促した。
優「お世話になります」
土方「まぁ、、、頑張れ。もう遅い。
寝るぞ 」
土方は一組の布団を出し、敷き始めた
土方「仕方ないから一緒に寝てやる。こい。 それから…俺の着流し…着ろ」
優「……………………
色々言いたいこと山盛りなんだけど………
まず、着れない。そして、
寝る時位は自分の服で良いだろ」
土方「ダメだ!!俺の部屋は何時誰が報告に来るか分かんねーから。
お前の着物は…いかん。 まず…全て脱いでこれ羽織れ。後は俺がやってやるから」
優輝菜は…ムスッとしながら服を脱ぎ始めた 。
目の前に土方がいても構わずに… 。
下着だけは無理だと、拒否し続け、
土方の了承を得て、着替えさせてもらい
一緒の布団に 入り、背中合わせで寝た
翌朝…
朝には滅法弱い優輝菜が
起きるはずもなく…