浅葱色に射す一筋の光
時代の流れ




7月20日

   将軍家茂、大坂城内で病死 二十一歳。


8月21日

新撰組が京都三条大橋の制札に危害を加える浪士を斬り伏せる。


 この事件は新政府軍に付いた新撰組

   ではなく、見回り組が行われた


9月12日

徳川慶喜十五代将軍となる。



12月5日

孝明天皇崩御 三十六歳。




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 私はミニエー銃の指南として隊士達に教えていた…

  しかし…この弾…貫通しなくね?


      丸っこいんだよね


    優輝菜「副長…優輝菜です」


       土方「入れ」


  優輝菜「ミニエー銃の件なんですが…」


       土方「あぁ」


  優輝菜「弾の形って変えられる?」


       土方「は?」


  優輝菜「弾が丸くては殺傷能力が減る」


  土方「鍛冶屋に頼んでみるか?」


  優輝菜「じゃ、取り敢えず10弾先を尖らせて下さい」


  土方「分かった…あぁ…あと、

   お前のピストルの弾の補充…な。

   坂本さんから買い付けた。ほらよ」 

     ズシ…  投げるなよ…


  優輝菜「ありがとうございます。

       では…失礼します…」

  
      土方「待て……」


      優輝菜「はい?」


  土方「餓鬼…出来ねぇな…もう一年だ…」

  優輝菜「そっか…もう一年か…

   早いね…今年も宿に泊まれそう?」


    土方「何もなければ…な…」


  優輝菜「良かった…まぁ、

     子は授かり物だし…

    焦んなくても良いんじゃない?」


      土方「しかし…」


     優輝菜「何っっっ!!!」


  土方「お前をこの時代に

 しがみついてでもいたい証が欲しくてな…」


 優輝菜「…私には歳がそーゆー存在だよ」



  優輝菜はそう言い残し、部屋を出た



  廊下を歩いていると近藤さん発見!



  優輝菜「近藤さん!!!相変わらず忙しそうですね」


  近藤「おぉ優輝菜…お前も頑張ってる

   そうじゃないか! 助かってる」


  優輝菜「まだまだですよ…

     体に気をつけて下さいよ!」



     近藤「あぁ。そうだな…」



  
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