浅葱色に射す一筋の光



       バチン

  
   土方が、もう一度へその緒を切る


 産婆「はい。父上…こっちがオナゴ。こっちがオノコ」


   両脇に我が子を抱く土方……号泣。

      
       パシャ!!!


  優輝菜「おめでとう。父上……」


  土方「ありがとう!お疲れさん!」


 両脇に我が子を抱え泣きながら優輝菜を激励




   ーーーーーーーーーーーーーー 

  


  産婆「見せに行ってきて良いよ」


  土方は待ってました!と、部屋を出て


  土方「産まれたぞーーーー!!!」

     

        叫ぶ



    バタバタバタバタバタバタ


  幹部「おぉーー!双子じゃねぇか!


    ってゆ~か、土方さん、


   何でそんな傷だらけなんだ?」


  土方「優輝菜に叩かれ…引っかかれた。

    こっちがオノコでこっちがオナゴだ」


 総司「可愛い…優衣…すぐに作りましょう」
 

  優衣「……………………………………

      あの悲鳴…聞いたよね?」


  総司「私は痛くないので大丈夫です」


  優衣「……………………………………

        死にたいようですね」


  総司「お願いしますね~~~~!!!」


  優衣「……………………………………」


  優衣は土方に視線で助けを求める。


  土方「感動した……本当に命懸けだな」


  優衣「いや……あの悲鳴の後は……」


  土方「可愛いよなぁ~~!

     従兄弟欲しいよなぁ~~」


  優衣「あなたじゃ話にならない!!!」

  


    ーーーーーーーーーーーーーー



  
  優輝菜「いつ仕事復帰出来ます?」


  産婆「取り敢えず一般的には床上げが

    1ヶ月だから、それまでは

     出来るだけ寝るように

  何も問題がなければ仕事して良い」



  優輝菜「はい。ありがとうございます」

    


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