浅葱色に射す一筋の光




    土方「うるせぇ~な!!」

   翔「また職権乱用ですか…」

  土方「分かったらさっさと支度しろ!!飯行くぞ」

      翔「ほい!」


  土方「お前…俺の部下だって分かってんのか?」 と、ほっぺをグニューっと思いっきり抓った。

  翔「平隊士の前ではちゃんとしてるから大丈夫!!」

  土方「俺が大丈夫じゃねぇんだよ!!アホ」

  翔「さようですか。はい。行くよ~!!」

  土方「……………わかってねぇ~な…」



   ーーーーーーーーーーーーーー



 朝餉time
 
 新八にめざしを取られ、左之に沢庵取られ 

   総司にベタベタされた挙げ句、飲みかけの味噌汁飲まれた… 

  私に残されたのは………ご飯だけ……。

 ふりかけが欲しい!! 生卵と醤油でも良い!!

  土方に目で訴えると…沢庵くれた。

  沢庵大好きの土方が…沢庵くれた。


     嬉しくて涙チョモレタ…


  翔「副長、ありがとうございます」

  私は沢庵半分かじって土方の口にもう半分…突っ込んだ。


     全員「っっっ!!!」


  土方「フッ!………沢庵うめぇ~~~~!」

    ドヤ顔で古株を見渡した。

  総司「翔。めざしあげるからおいで~」

  新八「沢庵やるぞ~」

  平助「米、半分こしよ~」

  左之「…俺…終わっちまった…」

  土方「翔…めざし…」と、一口土方が食べ、残りを私の口に突っ込んだ。


    全員「っっっ!!!」


  翔は「ありがとうございます」と、満面の笑顔で土方を見た。

  この日から…みんなと半分こしながら食べるのが習慣になった。。。

  


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