浅葱色に射す一筋の光




  もうすぐ8月18日…。

  
  まぁ…これは…放置で大丈夫かな?

  いつも考え事をする時は屋根が定番になった翔。

  烝「今度は何があるんや?」

  翔「あぁ…烝!! 今日はただの日向ぼっこだよ~」

  烝「嘘やな…お前が屋根に登るとすぐ何かある…」

  翔「…まぁ。あるんだけど…今回は何もしないよ? 大人しくしてるつもりです」

  烝「…ほんまか?でも、何か…はあるんやな?」

  翔「……第一歩だよ!! ふふ」

  烝「気味悪いわぁ~」

  翔「失礼ですね………………………」

  土方「………またここか………」

  烝「……副長…」


     烝は静かに消えた…


  土方「総司…ずっと庭で待ってるぞ?」



 翔「っっっ!!!忘れてた…行ってくる!!」



  土方「…負けんなよ…ふっ」



      翔「承知!!!」

  


    ーーーーーーーーーーーーーー





  総司「遅いっっっ!!!」

  翔「……英雄は遅れて来るものだ!!」

  総司「…忘れてただけのくせに!!」

  翔「土方…楠木さん達…連れてきて…」

       土方「ダメだ」

  翔「連れてきたら…お前と寝る!」

  土方「よし!すぐ連れてくる!!」

  総司「今日…あなたと寝るのは私です」

      翔「…そうなの?」 

  総司「……秘策を思い付いた昨夜は眠れませんでした…」

     翔「じゃ…いくよ?」

   指をポキポキ鳴らして臨戦態勢に入る

     総司「まず…ご挨拶を…」

       チュッ!!!

     楠木達が来たとき…

   翔から攻撃。総司は顔面を殴られあとずさるが倒れず、総司は私の後ろに回り脇に手を入れる…

    翔「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ」
 

      擽られた。。。


  翔「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ」


  総司「なかなかしぶといですね…」


  翔は脇腹が苦手…故に暴れる…


       ガツッ!!!


  暴れるが故に…翔の肘鉄がコメカミに


      綺麗に入った…


 息を整え、総司を見るとうずくまっていた

    翔「まさか…秘策って…」

   総司「そのまさかです…」

  翔「ぷっ!ゲラゲラゲラゲラ嘘でしょ?」

  土方「…御足労…悪かったな…蔵に戻ろう」

 総司は一度起き上がったが、脳震盪を起こし

   其処で意識を失った………………


   土方は呆れながら歩き出した。


  楠木は、土方の目を盗み走り出し、私の後ろに周り、腕をねじ上げた…





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