先生×私Ⅱ~隣の部屋の王子様~


…………。

怒ってるかな…………?


「夜に家に電気ついてねぇと心配になる。」


「……え……?」


「あんまり、夜にうろちょろすんなよ?」


「ご、ごめんなさい…………お、怒ってる……よね……?」


「?別に怒ってねぇけど…………俺が心配なんだよ。」


キュン))


「ぅ………………。」


「んで?何買いに行ってたん?」


「え?!そ、それは…………。」


下着とか誕プレとか…………。
言えない……。


「何?」


「んーっと…………な、ないしょ!」


「…………ふーん。
まぁ、いいけど(笑)」

何か言いたげな感じだけど……



あっという間にマンションに着く。


6階まであがる。


「送ってくれて……ありがとう………。」


「菜月。」


「ん?」


「どーせ、飯食ってないんだろ?」


「う、うん。」


「ドア開けとくからおいで。」


キュン))


「いいの??!!」


「おぅ。そんなことだろーと思って作ってあんだよ。今日は和食な。」


「やったぁ♡
じゃ、すぐ行くっ!」


「おう。」


私は急いで家に入り
この上ない速さで先生の部屋に飛び込んだ。


「はえーよ。笑」


「だって!お腹すいちゃって!」


「俺に会いたかったんじゃなくて?笑」

……そ、それもある……。//////


「赤いぞ?笑」


「け、啓太のバカ……」


「先生にバカはないだろー。」


「そこだけ先生なの?
ズルい……し……//////」


「当たり前だろ?(笑)
ほら、手洗ってこい。」


「はーい!!」


手を洗って席に着く。


「いっただっきまーす!」


「はい、どーぞ。」


おいしーーーー!

「美味しすぎっ!」


「良かったです。(笑)」


28日……。
私が先生の好きなものを作ってあげたいな。


「……け、啓太?」


「ん?」


「ら、来週の金曜日って夜空いてる……?」


「んー?来週の金曜?
何日?」


「え?あ……28日かな??」


「あ、ヒマだよ。
何?何かあんのか?」


おや?
これは……

もしや…………?

気づいてない?
誕生日のこと忘れてる?


チャーーーンス!


「いや、空けといてね♡
あ、あと私がご飯作るから!」


「お、おぅ…………?」


啓太を驚かせよっと!


「あ、そーだ。菜月、今日ホイップアイスあるよ。」


「え、ホント??!
あれ大好き♡」


ホイップアイスとゆーのは、
啓太手づくりのホイップクリームがのってるフルーツたっぷりのアイスのこと。


ご飯を食べ終えてソファーでまったりタイム。

啓太がアイスを運んでくれる。


「顔が喜びで満ち溢れてるぞ?(笑)」


「だって!!
これ超美味しいんだもん!」


差し出されたアイスを頬張る私。


「んんーーーー!んまっ!」


「ホント美味そーに食うよな(笑)
あ…………。」


ん?

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