俺様とネコ女
「とりあえず部屋戻れ。外に聞こえてるから。確実に」

「ごめん」


コウの腕が、腰に回される。

まだちょっと、頭が混乱してる。コウの横顔をチラチラ盗み見ながら、落ち着け、落ち着けと唱える。

私がコウに気持ちを伝えて、コウも好きだって言ってくれて。


私たち、同じ気持ちだったんだ。


ソファーに座らされて、少し冷静さを取り戻した。途端。絶叫告白を激しく後悔して、ソファーの上で頭を抱える。


「手、どけろ」

いつの間にかコウが後ろに立っていた。言われるがままに手をどけると、コウの指が首に触れる。

冷たい何かが首を撫で、それを指で触れ、驚いて目で確認する。


「え?ネックレス?」

「誕生日おめでとう」

「コウ!」


振り向きざまにコウに飛びつく。しっかり抱きとめてくれて、よしよしと、頭を撫でてくれる。


「お前、泣きすぎ」

「ありがとう。あの、これ」

「似合ってる」

「ほんとにありがとう。好き。コウ、大好き」

「俺も」

「俺も何?」


お前はほんと、とつぶやいたかと思うと、「俺も好きだ」そう、言葉にしてくれた。
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