俺様とネコ女
「好き」


好きで好きでたまらないから、臆病になって言えなかった一言。今までの分まで、音にする。蕩けるようなキスの合間に、時に、吐息にかき消されても。

何度も、何度も。


気持ちが通じ合ったコウとのセックスは、今まで以上の快感が襲ってきて、気持ちいい。怖い。

触れられるだけで、身震いする。素直すぎるほど、身体が反応する。時折、耳にダイレクトに入ってくる、湿った熱が運んでくる、コウの言葉や吐息。こらえきれず、コウが漏らしたため息。

熱い身体に触れ、夢中で応える。


コウが「気持ちいい」と零したとき、私はもう、訳が分からないくらい気持ちよくて。

体の奥を、雷に打たれたように震わしながら、それでもコウを離すことはしなかった。


夢中でお互いを欲しがって、夢中で愛し合った。

もう言葉はいらない。



ぐちゃぐちゃに混ざり合って、何度も溶けた。
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