秘めた恋
「そ、そんなことって・・・」

彼は真顔になると席から立ち、一歩ずつ私との距離を縮めていった。

私はそのまま後ずさりすると彼が更に近づいてくるので
本能的に逃げようとしたら右腕を掴まれ、そのまま引き寄せられた。

彼の顔が私のすぐ目の前にあり、私は思わず顔を背けた。
オオハシさん、じゃなくて副社長は私の顔に手を当てると
そのまま自分の方に向かせた。

「謝れよ。お前の無礼を。」

「す、す、すいませ・・・。」

私は泣きそうだった。課長や部長なんてもんじゃない。
もっと上のしかも副社長にずっと失礼な態度を取り続けていた。
しかも副社長とも知らずに恋の相談なんて、恥ずかし過ぎる。

彼の目が私を捕らえて離さない。

「副社長・・・・本当にすいません。・・・お願いですから
許してください・・・。」

私は堪えきれず涙を流して詫びた。

すると彼はふっと笑い、「嫌だと応えたら?」と彼は意地悪く言うと
私の顎をくいっと持ち上げ彼の指が私の唇をそっとなぞった。

どくんと鼓動が鳴った。

彼の顔がゆっくりと近づいてくる。

私の目が大きく見開くと彼が不機嫌そうに「目を閉じろ」と命令してきた。
私は唇をきゅっとしめ首を激しく横に振ると彼は私を抱き抱え、そのままソファの上に押し倒した。
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