兄貴がミカエルになるとき
顔は黒いけど、頭から体は茶色でお腹は白い。

尻尾は秋田犬のようにぶっとく、くるりと縦に巻いて、しっかり背中に乗っかっている。

体型はなかなか凛々しい。

でも耳がペコリと前にたれているせいで、凛々さよりも愛らしさが勝っている。

連れて来た時には生後数カ月の小さな仔犬だったので、今は4歳だと推定される。

トオ兄が甘やかして育てたせいもあるけど、モンモンはとにかく人の体の上に乗っかっているのが大好きで、体重が17キロと、限りなく大型犬に近い中型犬に育った今でもその趣向は変わらない。

こちらが座っている時には膝の上に前足と肩だけ乗せて満足しているが、寝転がった瞬間、その上にすっぽり覆いかぶさってくる。


呼吸困難になるほど重い。

家族の中で唯一モンモンをお腹の上に乗せてもへっちゃらなのは、身長188センチという体格を持つトオ兄くらいだ。

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