兄貴がミカエルになるとき
「彼女と仲がいいなら知ってるだろうけど、3学期が始まってからずっと休んでる。先生は体調不良だって言ってたけど、長いよね。本当は違う理由なの? それと私のこと、彼女から聞いて前から知ってたってことだよね」

三品君はうつむきながら、泡だけ残ったカップをぐるぐる回していた手を止めた。

一旦顔を上げて私を見たが、その視線はまたすぐカップに落とされた。

「まず君についての質問の答え。花園さんからクラスにすごく大きい子がいるってことは中3のときから聞いていた」

「でかい私がどうしても気に食わないらしい。中学生のころからすごく嫌われてるの」
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