LOVEPAIN

「お前、何ジッと人の顔見てやがんだよ!

喧嘩売ってんのかよ?!」


そう言って、
その短髪の男は恥ずかしそうに私から目を逸らした




「ふっ、アハハ。

篤、相変わらずお前は女に弱いな」


成瀬(ナルセ)と呼ばれていた男は
そう言って笑っている


その笑った顔が子供みたいで、
私も釣られて笑ってしまう




「成瀬さん!
俺は別に女に弱いんじゃなく女みたいな低能な生き物が嫌いで…、

って、お前までなんで笑ってんだよ!」



「あっ、ごめんなさい」


私は慌てて笑いを噛み殺し、
篤(アツシ)と呼ばれている男に頭を下げた



篤は、チッ、と舌打ちをすると、

再びその表情に凄むような怒りを浮かべる





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