LOVEPAIN


「なに?

まさか使い方分からないとか?」



「いいえ。
それくらい分かります!」


私はすぐに、
そのスマートフォンに
視線を戻す



確か、画面を触ったらどうにかなって、

どうにかなるだろう……



普通の携帯電話は
人から借りて触った事があるけど、

スマートフォンは初めてで、
いざとなると
よく分からなかった



確か涼太もスマートフォン持ってたけど、

やましいからか
いつも隠すように何処かに置いてたなぁ


画面がこんなにおっぴろげだと、

誰からの着信かも
すぐに分かるんだろうなぁ




「貸せっ。

言おうか迷ったけど、
さっきからお前逆さに持ってたし!」


成瀬はぐずぐずしている私からそのスマートフォンを奪うと、

少し苛立ったように
こちらを見る




「向きとかも普通の携帯みたいに、
やっぱりあるんですねぇ」



待ち受けが星空とかだから、
どちらが上か下かなんてよく分からないし


日付や時計の表示も
無かったから




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