LOVEPAIN
「いや。いい。
とりあえず、
一刻も早くここから離れたいから、
此処でいいか」
成瀬は目の前の
その一角に近づく
そのショップのブランド名は、
私も知っている
エックスのような、
このロゴは……
「ここ、高いですよ?」
「仕方ないだろ。
臭いんだから、
とにかくさっさとしろよ!」
「でも、高いですよ?」
「じゃあお前、そんなデカイ声で高いとか言うなよ。
じゃあ、高いから他の安い店にしようか、って言って違う店にしたら、
周りに俺がすげーかっこ悪いだろ?」
「でも、みんな成瀬さんが払うかどうか分からないじゃないですか?」