LOVEPAIN
「情けではない、な。
多少は強引だとしても、
納得した上で広子さんには働いて欲しかったから。
もし夜に逃げた、
それならば仕方ない、
って諦めたな。
お前の人生そんな選択も有った訳で、
お前はあんな馬鹿な父親を見捨てられずにこの道を選んだ」
違う……
あんな馬鹿な父親の為に私はここに居るんじゃ……
そう言い掛けた時
「でも、今は違うみたいだが?
自分で選びとって俺達と居る」
成瀬は飽きたように、
前に向き直った
「あなた達と居たら強くなれるんじゃないかって、
思ったの」
それに、この先どうしていいのか分からなくて、
とりあえずは流されるままこのまま生きてみようと思った
それはこの逆境に屈した訳ではなく、
それに打ち勝ってやろうと思っただけ