あの頃の君へ〜eternal love〜
『やっと武瑠に会えたんだもん。』



『もう少しだけこうしてたいよ。』



『ばーか。』



『お前俺のセリフを先に言うなよ。』



2人は互いの額をくっつけて
クスクスと笑い合った。



『…来年もまた一緒に来ようか。』



『うん!約束ね…?』



『ああ。』



俺はそう返事をして
美希の額にキスをした。



『…ねぇ、武瑠。』



『来年の今頃私たちは
どうなってるのかな?』



『きっと2人で幸せに暮らしてるよ。』



『じゃあ…』



『もうパパとママになる
準備なんかしてたりして…?』



『…だといいな。』



美希と夫婦になれたら
どんなに幸せだろう。



それを思い浮かべただけで
俺の心は満たされていった。
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