あの頃の君へ〜eternal love〜
そう言ってドアを開けると



水色のロングドレスを着た花恋が
ふてくされたような顔で椅子に腰掛けた。



今ここにいるのは俺たちだけ。



何があったか知らないが
彼女は常に機嫌が悪い。



『あの、何かありましたか‥?』



『いや、別に。』



俺が向かい合わせて座ると



花恋はそっぽを向いて
タバコに火をつけた。



彼女は歌舞伎町の系列店から
移籍してきたキャストの1人。



俺の知らない山下店長を知る人物だ。



『あの‥』



『何かあるならお話しを
聞かせて欲しいんですが‥』



『こちらとしても力になりたいですし。』



『あっそ。』



『あたしは別に困ってる事もなければ
アンタに相談したいような事もない。』
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