あの頃の君へ〜eternal love〜
『それは‥』



『風紀だよ。山下は裏で店の子とデキて
たんだ。それがバレてクビになった。』



『まぁ、よくある話よ。』



『そう。』



その事が余程ショックだったのか
彼女の顔つきがさらに暗く曇った。



目線はずっと足元に焦点が向いたまま。
当時の事を思い出しているのだろう。



キャストとスタッフの恋愛はご法度。



それはこの世界で生きる者ならば
猿でも分かる。常識中の常識だ。



『君の言いたい事はよく分かる。』



『信頼していた人に
裏切られるのは本当に辛い。』



『けど、それとこれとは話が別だ。俺は
これからも俺のやり方でやらせてもらう。』



『それが店長としての
俺の役割ですからね。』



『チッ!クッソ‥!!』



花恋が舌打ちをして
さらに鋭い目で俺を睨みつけた。
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