あの頃の君へ〜eternal love〜
なんと言うか、



大人の女性の香りとでも言うのだろうか。



一見スパイシーに感じるのに



それは甘くバニラのようにも
変化する不思議な香り。



辛くて甘いアンバランスさ。



けど、それは会社員だった頃の
自分を思い出させた。



『あれっ!?あなたは‥』



『もしかして‥江梨さん!?』



『江梨さんですよね!?』



『そうよ。』



すれ違った瞬間に2人は立ち止まり
お互いが同時に後ろを振り返った。



『お久しぶりね。鶴見君。』



そう言われてやっと思い出した。



これは江梨さんの香りだって。



『お久しぶりです。
相変わらずお綺麗ですね。』



『やだぁ〜!辞めてよ〜!』



『もうっ!照れるじゃない〜。』



私服姿の彼女が珍しく顔を赤らめた。
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