あの頃の君へ〜eternal love〜
今日の目的はただ1つ!



単に俺が菜々さんの
浴衣姿を見てみたかっただけ。



すぐにでも話しがしたくて



俺の視線は一直線に
彼女の後ろ姿を追い続けていた。



『菜々さん!』



『あっ、鶴見さん!』



その声で振り返った彼女は、



白地に薄いピンクの花柄が描かれた生地に
ビビットなピンクの帯を巻いて



誰よりも光を放っていた。



『その浴衣よく似合ってる。』



『本当に?嬉しい!!』



花の似合う女性にふさわしく



その横顔やうなじまで
全てが色っぽく艶めいていた。



これ以上見ていたら



自分を抑えきれなくなって
しまうかもしれないほどに。



ちょうど、この頃からだろうか?



ふいに、どうにも押さえきれない
衝動に襲われるようになったのは。



好きになってはいけないと
分かっているのに、



意識すればするほど心を殺して
抑えて押さえつけてその全てを消す。



そんな事の繰り返しだったのは。
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