ヤンデレなら、病んで下さい!
「あ、恥ずかしいのなら、玄関先につけようか。部屋の外側につけられるかは大家さんと相談してからだけど、それが無理なら中はどうかな。変な奴がいきなり入ってくるなら、玄関先からしかないから」
「で、でも、泥棒は窓から入ってきますよ、テレビでよくやってました」
「窓には防犯フィルムで十分だよ。今度、貼りに行くよ」
「そうなんですか!た、助かります。そんな防犯グッズどこにあるのか分からなくて。貼り方も」
「今は簡単に出来るよ。大家さんに早速聞いてみようかな。雛、連絡先分かる?」
「はい、それならスマフォに……」
あれ、これじゃあ結局つけることに?と思う間もなく、見せた番号をメモする彼。席を外し、早速かけに行ったようだ。
「大丈夫だったよ、雛。今は結構、防犯意識が高くなっているから、そんなところも多いみたい。一応、同じ階の人が分かるようにして下さいってことだから、ステッカーでも貼っておくか」
世の中怖い時代になったから、やっぱりカメラつける人は増えているんだ。ますます私のこの性格をなんとかしなきゃ。
「これで少しは安心出来るよ」
腰掛ける彼。
やっぱりずっと心配していたんだ。
「その、ごめんなさい。カメラのお金とか、かかるのに」
「いいんだよ、それぐらい。雛は、悪くない。俺がしたいことだから」
気にしないでと、抱き寄せられた。
このまま彼に甘えたい気持ちになったけど、紅葉ちゃんの書いた文字を思い出す。