俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!


課長職にもなると、電話も自由に出来るのかもしれない。

異動で課長になった亮平は、親会社では憧れの人になっているらしい。

今となれば、付き合っていることを話してもらって良かったって思っている。

「どうしても今夜会いたくてさ。早めにアポを取ろうと思ったんだよ」

「そうなんだ…。うん。もちろん、わたしはいいよ」

確かに、ここ数日は全然会えていない。

職場が違うだけで、こんなに会えなくなるんだなって、今さらながらリアルに実感。

「出発、あさってだろ?明日は送別会とかで会えそうにないんだ」

「そうなの?」

最後の夜に会えないなんて寂しいけど、その分今夜会おうとしてくれるのは嬉しい。

「ごめんな。だけど、今夜はずっと一緒にいよう。仕事を早めに切り上げて迎えに行くから」

「うん。ありがとう」

電話を切ると、途端に込み上げる寂しさ。

変に声を聞いたから、余計に寂しくなっちゃった。

大丈夫かな、こんな調子で…。
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