LOVE・ホテルに行こう。
玄関に置きっぱなしになってたスーパーの袋から食材を冷蔵庫にしまう田村君。


その横でヤカンをコンロにのせた私。


時間は10時過ぎ。
ちょっと遅い夕御飯を食べる事にした。


カップラーメンを2人して食べる。


「明日、しょうが焼き作るから」


「明日?」


「泊まっていくよね?」


ラーメンをすするのを止めて私を見た。


明日は休みだからそう言ってるのかもしれない。だけど…泊まるには色々と準備があるの。


「帰る」


「どうして?」


「なんとなく」


「明日休みだし、雨強くなってなるし泊まっていきなよ。ねっ?」


「これくらいの雨、大丈夫だよ。傘貸してね」


考え込んでる田村君が口を開く。


「…俺と‥いたくない?」


テンション低めに聞いてくる。


だからね、色々とあるの。
女の子は。


「洗顔クリームないし、化粧水ないし、着替えもないし。モロモロ面倒臭いのよ、女ってものは。わかった?それだけの事。単純な理由」


言い訳をするように早口で言い返す。


「それがあれば泊まっていくって事?だったら買いに行けばいいじゃん。近くにドラッグストアあるし、まだ開いてるから。…問題解決。
ラーメン、食べたら買いに行こっ」


私の返事も聞かないで1人で話進めてる。
田村君のペース。


だけど別にいいかなと思ってる自分がいた。








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