LOVE・ホテルに行こう。
抱き締めたいって…。


さっき田村君が言った事をお風呂に入りながら思い出してた。


それってやっぱりそう言う事だよね。
私の意志は尊重するって約束してくれたけど。


馬鹿な事しちゃってる。
後悔先に立たず。


お風呂で考え事は禁物だ。
のぼせた私はヘロヘロになってお風呂から出た。


「圭吾、水貰うね~」


冷蔵庫からペットボトルを取り出しゴクゴクと一気に飲み干した。


フラフラでリビングに行く。


ソファーに小さくなって寝てた田村君を起こす。


「圭吾、起きて」


「…うん」


立ち上がろうとしたらフラッとして
田村君の上に倒れてしまった。


「…美久?」


「…ごめん、ちょっと…のぼせちゃった」


素早く私を抱き上げベッドに横たわらせた。
氷枕をしてくれて冷たいタオルをおでこにのせた。


「…ごめんね」


「なんにも言わなくていいから」


冷たい手で私の頬を包んで冷やしてくれる。
田村君の優しさを感じながら目を閉じた。















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