LOVE・ホテルに行こう。
昼御飯のしょうが焼きを食べてリビングでダラダラと過ごしていた。
見ていたテレビの番組が終ったと同時に圭吾に話し掛ける。


「圭吾、私帰るね」


「明日も休みなんだから今日も泊まっていけばいいのに」


私にだってする事はあるの。
立ち上がり、帰り仕度をする。


「ね~、帰っちゃうの?」


ソファーで寝そべってた田村君が顔をあげて私に聞いてくる。


「帰る」


「…じゃぁ、送ってく」


起き上がり


「ちょっと待ってて」


いいよ、送らなくて、と
私が言う前に部屋に行った田村君を待っていた。


「行こうか?」


空いていた電車に乗り私のマンションまで歩く。


「美久、いつから今のマンション住んでるの?」


「就職してから。だからもう6年。見た目古いけど割りと中は綺麗なんだ。結構、住みやすい。圭吾は?」


「俺は大学の時からだから7年?8年?そんくらい」


「圭吾の部屋も陽当たりいいし住みやすそうだね」


「それなら一緒に住む?」


「住もうか?」


驚いた顔の田村君が私を見る。


冗談で言った事に冗談で返しただけ。


「冗談だよ。驚き過ぎ~」


「…」


圭吾の驚いた顔を指で差し笑う。
冗談を言う間にマンションの前まで来ていた。


「わざわざ、ありがとう。バイバイ」


「…またね。美久」


手を挙げた私に応えるように田村君も手を挙げた。


< 40 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop