素顔のキスは残業後に
雅人の視線が私から流れる。

溢れ出る想い。もう止めることはできなかった。


堪えきれない涙が頬を伝い落ちていく。


幼い頃からのおまじないをすれば、きっと堪えることもできた。


でも、たまにはいい。

だって、それをしなくても――……


それでもいいって言ってくれた人がいる。
< 317 / 452 >

この作品をシェア

pagetop