素顔のキスは残業後に
「二十歳過ぎた女がデキてるとか言うな。オヤジくせーんだよっ」


「あー。話逸らしたぁー」

「うっせ。オヤジには、もう付き合いきれねー」


そう言って座布団から立ち上がった柏原さんに、五月さんはニヤニヤした笑みを浮かべる。


「ちょっと、ちょっとぉー、柏原さん。逃げるってことはー、そういうことですか?」

「連れションしたいなら、隣に来るか?」

「行くか、バカ!」


柏原さんは意地悪な笑みを残して、トイレへと向かった。
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