スタートライン~私と先生と彼~【完結】
「さっちゃん、今日は学校どうやった?」
肉じゃがを皿に盛りつけながら、聞いた。
「楽しいよ〜。でも授業するのって大変やね」
そりゃそうやんな。
いきなり授業なんてできへんよな。
さっちゃんは俺が作った料理をおいしそうに食べてくれた。
食事の後は、二人でいつものようにまったり過ごす。
「さっちゃん、男子高校生に告白とかされてない?」
俺は冗談っぽく言ったつもりだったのに、さっちゃんは動揺していた。
「・・・」
「沙知さん?座りなさい」
まじですか?俺はさっちゃんをを床に正座させた。
そして俺は向かい合わせに座る。
「・・・」
「話してごらん」
優しく言ったつもりだったが、威圧感があったのか、なかなか話し出してくれない。
でも、きっと話してくれる。
だから待つよ。
「担当のクラスの男の子に告白されました」
犯人が自白するように、さっちゃんは話し始めた。
やっぱり俺が心配していたことになった。
だから、俺としては高校教師にはなって欲しくないと思っていた。
あれくらいの歳の男ってやらしい事で頭がいっぱいなのに、さっちゃんみたいな若くてきれいな先生が来たら・・・。
あー考えたくない!