スタートライン~私と先生と彼~【完結】
「・・・その好きな人と付き合うの?」
戸惑いながらも、聞かずにはいられなかったのだろうか、彼女は遠慮がいに聞いて来た。
「・・・いや・・・相手にも好きな奴がいるみたいだから」
そう・・・相手には好きな奴が・・・それ以上に、俺と彼女との関係は、『教師と生徒』・・・報われるわけがない。
「じゃぁ・・・・・・ううん、なんでもない。いつか上手くいくといいね」
『じゃぁ、私と付き合っててもいいんじゃない?』と言いたかったのだろうか・・・。
「あぁ・・・」
実際、上手くなんて・・・いくことはないけどね。
「いつか同窓会で会って、『懐かしいね〜』って笑い合えたらいいね」
恵美は作り笑顔で言った。
「そうだな・・・」
とうとう俺達は終わった。