スタートライン~私と先生と彼~【完結】
15分くらいしてようやく電車は動き出し、原田は俺から離れた。
「ありがとうございました」
顔をあげて恥ずかしそうに言う彼女を何も言わずにじっと見つめている自分がいた。
「せんせ〜?」
原田の声に我に返る。
やばっ、無意識のうちに原田の頬に手を置いてるし・・・・。
ごまかさないと・・・。
「あ・・・糸屑ついてるぞ・・・」
「ありがとうございます」
彼女は、頬を赤らめながら俯いて言った。
その姿が、俺の心をくすぐり、再び抱きしめてしまいそうになってしまう。
少し気まずい雰囲気になってると、ようやく駅に着いた。