♀ my prince ♂




―そのあと。


玄関を出ると昨日の三人がすでに集まっていて
玲央くんのお家の車で空港へと向かっていった。



そして空港に着くと…




「…ほんとに行っちゃうんだなー」



「寂しくなるよね~」



「うん…。好き勝手言ってた相手がいなくなるなんて…想像も出来ない」


亮くん・歩実ちゃん・夏凛ちゃんが、それぞれにそう言う。



「……。 

 何だよ、お前ら。一生会えなくなるような言い方しやがって…。
 全然そんなんじゃないんだけど!2年経てば戻って来るっての。」


玲央くんはそんな三人にツッコミを入れた。



「んなこと分かってるし。な?」


そう言うのは亮くん。



「うん。だから私たちはここまで」


次に歩実ちゃん。



「そ。だからここから先は…二人で行って?未亜ちゃん…ここで待ってるからね?」


最後に夏凛ちゃんがそう言った。



「うん…分かった…。ありがとう。夏凛ちゃん、歩実ちゃん、亮くん」


私は、そんな三人にお礼を言う。



「じゃあ未亜ちゃん、そろそろ行こっか…?じゃあな、元気でいろよ!」


玲央くんはそう言うと歩き始めて私もそのあとをついて行く―。




「玲央も元気でな~!」



「バイバーーイ!」



「未亜ちゃん泣かせたらボッコボコだからー!!」



「っ…!!!」




か、夏凛ちゃんてば…っっ!!




「ぷ…小嶋のやつ…。そんなの絶対ありえないつの…」


最後の夏凛ちゃんの言葉に玲央くんが
そう言っているのがうっすらと聞こえた。





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